第13回日本腎臓病薬物療法学会
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特別講演1:「糖尿病性腎臓病 DKD の薬物療法の新展開」

特別講演1:「糖尿病性腎臓病 DKD の薬物療法の新展開」
東京大学大学院医学系研究科腎臓内科学/内分泌病態学 南学正臣先生

見どころ(平田の解説)

透析導入原因疾患のとして糖尿病性腎症は増加の一途を辿り、1998年以降ずっとトップです。現在も透析導入疾患の43%を占めますが、2006年くらいからプラトーになってきています。糖尿病性腎症は高血糖・糸球体過剰濾過によるGFR(糸球体濾過量)上昇、微量アルブミン尿が出現し、蛋白尿への進展に伴って腎機能が徐々に低下し、最終的には末期腎不全に至るのが典型的なパターンです。しかし近年、糖尿病であっても顕性アルブミン尿を伴わないままGFRが低下する非典型的な糖尿病関連腎疾患を含む概念として糖尿病性腎臓病(DKD: diabetic kidney disease)の存在が注目されています。おそら血糖管理の充実とRAS阻害薬によるアルブミン尿抑制が充実したからだと思われますが、高血圧による腎硬化症は徐々に増加しつつあります。いずれにしても透析導入を減らすには糖尿病対策が重要に違いありません。薬物療法に関してはSGLT2阻害薬の登場で典型的な糖尿病性腎症はさらに減少するかもしれませんが、インスリン分泌能が低く太れない患者の多い日本人に、海外のエビデンスが通用するのでしょうか?さらに期待の新薬は?DKDについては興味が尽きません。